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写真でみる島根大学の歴史
農は国家の大本なり〜農科大学物語〜

農業は,我々の暮らしの礎となる最も重要な産業である。
自然に恵まれた島根県でも,大地に根ざした農林業の高等教育が行われてきた。

大正10(1921)年4月の益田農林学校,
終戦後間もない昭和22年9月の島根県立農林専門学校,
昭和26年4月の島根県立島根農科大学を経て,昭和40年4月,島根大学農学部が設置される。

こうした高等教育機関は,島根県における農林業振興になくてはならない役割を果たしたのである。


T 県立農林専門学校 U 県立農科大学 V 島大農学部の発足 W 農場

島根県立農林専門学校は,昭和22年9月,益田農林学校が昇格して発足した。
設立についての意見書には,
「農村文化の向上を計るは文化国家建設の礎石を培ふことにして再建日本の大道なり」とある。
第1期生は,76名(農科41名・林科35名)であった。
学生たちは,創設の意気に燃え,盛大な体育祭や仮装行列を行ったという。



開校当時の農林専門学校全景(益田,昭和22年)

開校当時の農林専門学校正面(昭和22年)

体育祭後の仮装行列(昭和22年10月)
参考文献 島根大学開学三十周年史編集委員会編『島根大学史』1981年