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松江と国際交流
 1.明治期の国際交流

 (1)ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と西田千太郎

 作家・日本研究家。1890〜1891年、島根県尋常中学校(現在の松江北高等学校)・島根県尋常師範学校(現島根大学教育学部)の英語教師になりました。
 ハーンが松江に滞在した間、中学校教頭、西田千太郎が親身に面倒をみました。ハーンが松江を離れたあとも、二人の親交は続き、たくさんの手紙のやりとりがなされました。その一部は、島根大学附属図書館にも所蔵されています。
 ■ラフカディオ・ハーン・データベース
 ■Wikipedia>>
 ■関連スポット>>国史跡・小泉八雲旧居
 ■関連ミュージアム>>小泉八雲記念館


Barclay Fowell Buxton
 (2)バークレー・バックストン(Barclay Fowell Buxton)
 バークレー・バックストンは、イギリスの宣教師で、日本の福音派の源流の一つ「松江バンド」を作り、布教に努めたことで海外でも知られています。
 明治24(1891)年に来松し、1893年、松江市北堀町の赤山(大本島根本苑)を拠点にして、伝道活動、聖書講義を行いました。聖書講義内容は、『赤山講話』として出版されています。
 1893〜1894年、婦人宣教師エミー・カーマイケルがバックストンの元で15ヶ月間働いています。 1897年には、宣教師パゼット・ウィルクスがバークレーの招きで来松し、伝動活動をしました。
 ■Wikipedia>>


 2.大正〜昭和初期の国際交流

 (1)旧制松江高等学校と外国人教師

 旧制松江高等学校には、ネイティブの英語と独語の先生がいました。学生たちは、外国人先生との間にできた信頼関係のなかで、語学だけでなく、広い国際感覚を養っていきました。
 ■旧奥谷宿舎に暮らした先生方

 (2)増田渉と魯迅の友情
 増田渉は、魯迅と親交があった魯迅研究の第一人者。島根大学文理学部教授、初代附属図書館長などを務めました。
 1931(昭和6)年〜1932(昭和7)年、上海で、魯迅から作品についての個人講義を受けました。

 ■関連スポット:鹿島歴史民俗資料館


 3.昭和期(戦後)の国際交流

 (1)島根大学旧奥谷宿舎で開かれたアロンスタイン先生の英会話教室

 昭和26〜31年、バーソルド・アロンスタイン博士という先生が、米国から島根大学に派遣されました。
 アロンスタイン先生は、毎週水曜日、島根大学旧奥谷宿舎のダイニングルームで、島根大学の教官・学生・市民などを招いて英会話教室を主宰されました。

 ■旧奥谷宿舎に暮らした先生方


 4.平成期の国際交流

 島根大学では、世界各国から来たたくさんの留学生が学んでいます。日本の伝統文化が残る島根の地で、平成の国際交流が活発になされています。
 ■島根大学国際交流センター

 ■島根大学外国語教育センター
 ■島根大学旧奥谷宿舎(サテライトミュージアム)での国際交流
  ・子どもミュージアム体験教室「クリスマスを通じてドイツ文化を体験しよう♪」を開催(2009.12.12)
  ・島大留学生(インド・ケニア)による企画展示とトークイベントを開催(2010.9.12)
  ・島大留学生(ベトナム)によるトークイベントを開催(2010.9.18)
  ・島大留学生(中国)によるトークイベントを開催(2010.9.23)
  ・島大留学生(韓国)によるトークイベントを開催(2010.9.26)

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